太りすぎも痩せすぎも危険?体脂肪率とBMIで健康管理!

太り過ぎも痩せすぎも注意

 

太りすぎだけじゃない!痩せすぎも危険!

健康ブーム、ダイエットブームで、肥満は糖尿病や動脈硬化をはじめとしてさまざまな病気を引き起こすといわれ、日々の生活で体重が増えないように心掛けている方も多いと思います。では、細ければ安心なのか?というとそうではありません。痩せすぎも、太りすぎと同じように病気のリスクが高くなると言われています。また見た目がスリムでも体脂肪率が高いと、隠れ肥満になります。

健康管理は体脂肪率とBMI

健康と美容面の両面で体型管理をするためには体重だけで判断をせず、BMIと、体脂肪率が重要です。

健康的ベストな数値とは

BMI=19〜25未満(kg/㎡)体脂肪率=19〜28%です。

人間が最も長寿なBMIは、日本人の場合23〜25といわれています。

BMIとは、体重kg ÷ (身長m)2

体脂肪率とは

体脂肪とは、体に蓄えられた脂肪のこと。

人間の身体には2種類の脂肪があり、皮膚と筋肉の間の皮下組織にたくわえられる脂肪を皮下脂肪、内臓まわりにつくのが内臓脂肪です。この2つの脂肪を合わせたものが体脂肪で、体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合をパーセンテージで表したものです。

成人の健康的な体脂肪率

男性=10〜19%

女性=20〜29%

体脂肪の役割

体脂肪は、エネルギーの貯蔵庫としての働きや、体温を維持する、ホルモン代謝などの身体を保護する重要な役割を担っています。しかし、多すぎても少なすぎても良くありません。

体脂肪率は決まった条件で測定

体内の水分量は変動しやすいため、毎回決まった条件で測定することが望ましいといわれています。

□食後2時間以上あける

□入浴後や運動後は避ける

体脂肪が少ない痩せすぎのリスク

□髪や皮膚のツヤがなくなる

□貧血、骨量減少、摂食障害

□体力・免疫力の低下により体調を崩しやすく風邪や感染症にかかりやすくなる

□ホルモンバランスの乱れから月経不順、無月経、無排卵のリスクが高くなる

体脂肪が多い太りすぎのリスク

□狭心症や心筋梗塞などの心臓病のリスクが高くなる

□脳出血や脳梗塞などの脳卒中のリスクが高くなる

□大腸がんや乳がん、子宮がんなどにもかかりやすくなる

□不妊症のリスクが高くなる

勘違いしがちな
「痩せている=美しい」ではありません

女性の場合、見た目の印象がいいのは、体脂肪率が20〜22%といわれていますが、体質など個人差もあります。その数値に拘り無理なダイエットをすることで、ストレスとなるようなら本末転倒。大切なのはあなたの身体にとってベストな、心地よく過ごせる身体であるかどうかです。何事もほどほどに!

むすび

健康を維持するには、骨格筋率も重要です。
筋肉量が高いと、基礎代謝が上がり消費カロリーが増えるので、太りにくい身体をつくります。そして体脂肪も落ちやすくなります。スクワットや腕立て伏せなど、筋肉に負荷をかける運動を取り入れたり、1日20分以上、週3〜4回ぐらいのペースから、歩くなどの有酸素運動を続けることが大切です。プラプラ歩くのではなく、汗ばむ速さで両腕を大きく振りながらスタスタ歩きましょう。

YAYOI  アールパーム