白髪が増える原因はストレスだった!?

白髪を見つけると、「トシかなぁ〜・・イヤだなぁ〜」なんてひとり言を言いながらため息・・・年齢を感じてしまう白髪。そう残念なことに白髪は自然な老化現象です。受け入れなければならないけれど出来れば黒髪に戻せるものなら戻したい。

白髪とは

そもそも白髪は、さまざまな原因から色素細胞でメラニン色素が作られなくなったから白髪になってしまいます。

白髪から黒髪へ回復?

白髪から黒髪へ回復できるのは白髪の約2割と言われています。皮膚の表皮と真皮の間にあるメラニンを再生させる色素細胞が休止状態であれば黒髪へ戻る可能性がありますが、それは白髪の約2割と言われています。メラノサイトが休止ではなく消失する前にケアすることがポイントです。白髪を今より増やさないための対策を考えてみましょう。

原因はストレスが大きい

ある研究では、ストレスは白髪の発育を早めることが判明しました。ストレスが交感神経を刺激し、そのためノルエピネフリンという神経伝達物質が分泌されて、毛包の色素細胞にダメージを与えるため白髪になってしまうというわけです。ストレスが続くことで毛細血管が収縮してしまい毛母細胞の働きが低下し、髪の色のもとであるメラニン色素を作っているメラノサイト(色素細胞)の働きが衰えて白髪が増えると考えられています。頻繁にストレスを感じていると若白髪が生えてくることもあります。

ノルエピネフリンとは

交感神経の興奮によって、交感神経の末端から放出されるノルアドレナリン(ノルエピネフリン)で、生体内で神経刺激伝達物質として働いているホルモン。

ストレスと思われる反応

心理面
イライラ、不安、気分の落ち込み、興味や関心の低下など。

身体面
頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸息切れ、胃痛、食欲低下、便秘、下痢、不眠、眠りが浅いなどさまざま。

行動面
飲酒量増加、喫煙量増加、仕事面でミスや事故が増える、ヒヤッとする一つ間違えれば事故、ミスにつながる(ヒヤリハット)が増えるなど。

体の声を(サイン)聞く

日々、仕事や雑事に追われて、心と身体が疲れていることに気付かないでいると、さまざまな反応が出てきます。『気持ちと体は別』と捉えて身体に変化が出る前に休憩をとって、体をいたわることが大切です。『無理は禁物』

ストレス以外にもある白髪の原因として

□遺伝

□老化

□生活環境では

栄養不足
色素細胞の機能を保つために必要な栄養が不足

喫煙
血管を収縮させ、血液の流れを悪くする

睡眠不足
皮脂が過剰分泌し、頭皮の炎症や毛穴のつまりなど様々な頭皮トラブルを引き起こす。

頭皮環境の悪化

血流低下や栄養不足などで頭皮環境が悪化すると、ターンオーバーが乱れ、皮膚バリア機能が低下し、毛根がダメージを受けるとメラニンの生成に影響を与えてしまいます。また頭皮の乾燥、フケ、かゆみ、湿疹などのトラブルがあればまずそれを改善しなければなりません。毎日のシャンプーの仕方を変えてみる。シャンプー剤を変えてみる。など色々試してみましょう。

白髪を抜いてはダメ

白髪を見つけたら、ついつい抜いてしまう方がいらっしゃいますが、抜くと頭皮や毛包の色素細胞に炎症が起こり髪が生えてこなくなる可能性が生じます。どうしても気になるようであれば髪の根本から切ってください。切る時は、刃の薄い眉キリバサミがおすすめです。

白髪のケアは継続が大事

おすすめ炭酸泉シャンプー

炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んだお湯のこと。炭酸ガスが頭皮から吸収され、血管が広がり血行がよくなります。血行が良くなることで新陳代謝も活発になり、栄養が運ばれ頭皮環境も整います。また炭酸泉には、毛穴に詰まった汚れを取り去る効果が高いと言われています。頭皮や毛包細胞にダメージの原因となる毛根にこびりついた汚れを取り去ることが、まず頭皮環境の改善、白髪対策の一歩です。また人の手によってシャンプーをされることで、リラックス効果がありストレス発散になります。