筋肉量が減少すると体内の水分量も減少!身体が喜ぶ水のとり方

身体にとっていちばん大切な成分は水

水と睡眠さえしっかりとっていれば、食べものがなくても2~3週間は生きることができるといわれ、水を一滴もとらなければ、4〜5日で命を落とすこともあるといわれます。

人間にとって生命維持や健康維持のためにも、水はとても大切。

1日に失われる水分

1日で人の体から排出される水分量は約2500mlです。

汗から約500ml

呼吸から約500ml

尿便から約1500ml

水分の役割

水分は体内でさまざまな役割をしていて、体温調節をしたり筋肉を動かす働きをしたりするほか、血液として栄養素を全身に運んだり、汗や尿として老廃物を体外に出すなど重要な役割を担っています。

 

人間の身体の水分量

□胎児=約90%

□新生児=約75〜80%

□子ども=約65〜70%

□成人男性=約60%

□成人女性=約55%

□老人=約50〜55%

体内で最も水を多く抱えているのは筋肉

個人差はありますが、年齢とともに水分量は減っていきます。赤ちゃんがみずみずしいのは新陳代謝が活発で、代謝には水が不可欠だからです。また、成人男女の差は筋肉 量と脂肪量の差です。

1日に必要な水分

人間は1日に1.5~2リットルの水分が必要だと言われています。しかしこれらの量をすべて水でとる必要はありません。食事・食品に含まれている水分から摂取することが大切です。

コップ一杯の水(約150ml)をこまめに飲む

①起床時に一杯
睡眠中に失われた水分を補給して一日のスタート

②朝食前に一杯
胃を刺激して消化を活発に

③10時頃に一杯

④昼食前に一杯
食事中にも飲んで消化吸収アップと食べ過ぎ防止に

⑤15時頃に一杯

⑥夕食前一杯
食事中にも飲んで消化吸収アップと食べ過ぎ防止に
*《晩酌》アルコールには利尿作用があるので水も一緒にとる

⑦入浴前に一杯
入浴中は汗をかくので必ず飲む

⑧就寝前に一杯
睡眠中に失われる水分補給

水分が不足すると

体内から水分が1%の損失で、のどの渇き、
2%の損失で、めまいや吐き気、食欲減退などが現れます。

冷たい水は身体を冷やす

体温より低い冷たい水をたくさん飲んでしまうと、胃腸の働きが低下して、きちんと水分が吸収されなくなってしまいます。身体を動かしたときに、胃のあたりでポチャポチャと水音がする人は、吸収されなかった余分な水が胃のあたりにたまっているからだといわれます。

常温がおすすめです

常温の水を飲むと体の中から温まり、代謝がアップします。また水を飲むことで、筋肉にしっかりと血液が送り込まれ、効率よく筋肉量が増えます。

水のとりすぎも良くない

水のとりすぎは、24時間休みなく働いている腎臓に負担をかけてしまいます。結果むくみを引き起こします。

筋肉は水分をためるタンクの役割

筋肉は約75.6%が水分でできています。水分は筋肉をタンクにして蓄えられているため、筋肉量減少すると、体内の水分量も少なくなってしまいます。運動する機会が年々減っていく・・・身体の筋肉が少なくなってきたなと感じている方は要注意です。

むすび

ちょこちょこ水をこまめにとることで身体は喜びます。喉の渇きを感じなくても摂るようにしましょう。

体内の水分を保つためには運動が不可欠です。
筋肉をバランスよく鍛えるピラティス