体組成数値を知ることから始めて健康を作る

体組成計とは

人間の体は大きく分けて「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」の4成分から成っており、これらの割合を測定できます。 できるだけ正確な体組成数値を測定し、健康管理や、ダイエット、トレーニングの目標などの目安として活用していただけます。

生体(電気)インピーダンス法

現在、販売されている体組成計のほとんどは、『生体インピーダンス法』という測定方法が採用されています。インピーダンスとは「交流抵抗」という意味で、電気が流れようとする時に生じる抵抗値のことです。 測定者の体に微弱な電流を流す際の電気の抵抗値を測定することで体組成を推測する方法です。 脂肪は電気をほとんど通さないのに対し、体内の水分や筋肉など電解質を多く含む組織は電気を通しやすい性質があります。そのような性質を利用して体組成を測定します。

 

体組成計で知る主な項目

筋肉量

右腕、左腕、右脚、左脚、各部位ごとの筋肉量が分かります。

BMI

「Body Mass Index」の略で、ボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。健康を維持するためには日頃からBMIを把握することが重要で、肥満は糖尿病、高血圧、脂質異常などの生活習慣病にかかるリスクが高くなり、痩せは栄養不良、慢性進行性疾患などが生じることがあるといわれています。
計算式
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
適正体重 = (身長m)2 ×22

体脂肪

体脂肪には、『皮下脂肪』と『内臓脂肪』の2種類があります。体脂肪率(%)とは体重に占める体脂肪の割合、すなわち「自分の体重の何%が脂肪なのか」を示した数値です。体脂肪率の測定値は、体内の水分量などによって変動しやすいので、食後2時間以上あけてから測定するようにし、同じ時刻に測定することをおすすめいたします。

内臓脂肪

お腹のあたりがポコッと出てきたら、自分の内臓脂肪に関心を持ってください。
内臓脂肪は、
●手でつかむことができない
●見た目に現れにくい
●女性より男性の方が増えやすい
●生活習慣病の原因になる
●エネルギーとして貯めやすく使われやすい

内臓脂肪は、腹筋の内側の壁の腹腔内についている脂肪のことです。内臓脂肪は内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションの役割があります。しかし、つきすぎると大変危険な脂肪です。多くの病気の原因(糖尿病や高血圧症、脂質異常症、・・・)最初のうちは症状に現れにくい小さなものですが、合併症が次々と引き起こされて、やがて生命の危機に至る病気へとつながっていくことは決して珍しくありません。

皮下脂肪

皮下脂肪は皮膚の下にある脂肪細胞です。直接、病気を引き起こすきっかけではなく、いざというときに使えるようにエネルギーを貯蔵し、また保温するという大切な役目を持っています。しかし皮下脂肪もつきすぎると、健康によくないことは言うまでもなく、体重も増えるので、膝にかかる負担は相当なものがあります。

①は、これで終わります。体組成数値を知って健康管理をしましょう。

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